250分あったら何ができる?アニメ『ピンポン』が見られる。プライムビデオで見られる神アニメ『ピンポン』はもう見たか?
『ピンポン』とは
説明しよう。
『ピンポン THE ANIMATION』とは説明の必要が無い神アニメである。
おわり
今ならアマゾンプライムビデオで見られるよ
今月から『ピンポン THE ANIMATION』がアマゾンプライムビデオで配信開始された。
『ピンポン THE ANIMATION』とは、2014年に放送された高校卓球を題材としたアニメである。
THE ANIMATIONと付いていることから察せられると思うが、この作品は『ピンポン』のアニメ版であり、他に原作である漫画版、実写映画版が存在する。
もともとの物語が面白いのはもちろん、漫画としての表現方法も、実写映画としての表現方法も定評があり、いずれも最高級の評価を受けている怪物作品だ。
さあ、そんな『ピンポン』をアニメにするのだから超えなければいけないハードルは高い。
結論から言おう。『ピンポン THE ANIMATION』はそのハードルを軽々と超えた。
背面跳びでハードル走をしていると言っても過言ではない。
特筆すべきはその表現方法。
画風は線が太くて野暮ったく、のっぺりとしていて、とても平面的である。
絵が絵なので日本のアニメらしいイケメンも美少女も登場しない。
そのため食わず嫌いをし、視聴していない人も多いだろう。
もったいないと言わざるを得ない。
このアニメほど立体的なアニメを、筆者はほとんど見たことがない。
無駄な表現を排除したのっぺりとした絵は、焦点をはっきりとくっきりとさせ、映像を立体的に見せる。
アニメ的な嘘の表現にリアリティがあり、むしろ現実のこの世界よりも立体的に見える。
野暮ったい線の太さは、小さな台の上で小さな球を追いかける繊細な競技に、迫力を持たせる。
競技に迫力を持たせるのに、ド派手な必殺技は要らないのだ。
また、漫画から逆輸入したようなコマ割りによる描写も大変魅力的だ。
そしてこの画期的な表現により、存在に説得力を持って動く、魅力的な登場人物たち。
努力をする天才、努力が報われない天才。
天才に憧れひたすら努力するも、天才の足元にも及ばない凡才。
そんな選手たちの苦悩や挫折、努力や勝利を描いた王道のスポーツ作品なのだ。
へらへらしたアイツや、クールなアイツ、憎たらしいアイツにも共感し、感動し、涙すること必至なのだ。
物語の登場人物についてもっと具体的に話したいが、ネタバレしていては紹介する意味がない。
もう説明はいらないだろう。
見た目はもう食わず嫌いの理由にはならない。
1話だけでも視聴してほしい。
1話たったの23分だ。
日々日頃なにもせず23分過ごすことなんてざらにあるだろう。
なんならこの記事を読むのを今すぐやめて、『ピンポン』を見に行っても良い。
あ、でも3話からオープニングがめちゃくちゃカッコよくなるから3話までは見て欲しい。
とりあえず3話から見てもいい。
このオープニングは基本白黒で描かれているが、白黒で描かれているからこそ登場人物の表情一つ一つにリアリティがあるし、動きに迫力がありめちゃめちゃカッコいい。
あと音楽の『唯一人』(爆弾ジョニー)もオープニングにハマっててカッコいい。
下記がアマゾンプライムビデオへのリンクだ。
ただし、1話見てしまったら最後、あなたが次の行動を取るのは全11話を見終わる253分後だろう。
まあみんなこの忠告を読む前にアマゾンプライムビデオに飛んでしまったはずなので、この忠告なんて読んでいないだろうが。
253分経つまで帰ってこれないことくらいこの忠告を読まなくても途中で察するはずであるから問題ないだろう。
おわり