その小型、本当に必要?iPhone SE(第2世代)を考察する。

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ついに出た。iPhone SE(第2世代)。小型スマホ好きの救世主として2016年に生まれたiPhone SEの四年ぶりの新作として。

 

けどその小型って本当に必要なのだろうか?

 

画面は小さいけど本体別に小さくなくない?

今、スマホの画面サイズは6インチ台が主流となりつつある。それを思うと確かにSE(第2世代)の4.7インチ画面は小型であり、一見取り回しやすそうに見える。

しかし、画面サイズこそ小型ではあるが、本体そのもののサイズは最新のiPhone 11 Proとあまり変わらないのだ。

それもそのはず、11 Proは5.8インチと大型のディスプレイを搭載しながらも全画面ディスプレイの採用により本体サイズを最大まで抑えているが、それに対して、SE(第2世代)は一世代前の額縁の大きいディスプレイを採用しているため4.7インチのわりに本体サイズが大きい

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画面が小さい恩恵が無い

しかも、かつてのiPhoneアイデンティティである“ホームボタン”がその4.7インチの小型ディスプレイを操作しづらくする。

ホームボタンを押さなければならないがために、スマホを持つ手のポジションが自然と下部に下がる。これによってせっかくの小型ディスプレイなのに画面上部を操作しづらくなる。

11 Proのなどの全画面ディスプレイを採用したシリーズはホームボタンを廃した事により、手のポジションを中央に持っていけるため意外と操作しやすい。

ホームボタンを廃する流れは先にAndroid勢が始めた事で、iPhoneはこれに追従した形だ。アイデンティティを捨ててまでして。Appleがこのレガシーに回帰することは当面ないだろう。

 

古き良き?四つの遺産

新しいiPhone SE(第2世代)はそんなレガシーを四つ採用している。

一つ目は額縁の大きいディスプレイの採用。

二つ目はホームボタンの採用。

三つ目はシングルカメラの採用。

四つ目は指紋認証の採用。

 

カメラは一つだけどとても安い

iPhone 11 Proがトリプルカメラを採用し話題を博したのは記憶に新しい。そんな中SE(第2世代)はカメラを一つしか搭載しない。

iPhoneに限らずスマホのカメラは増加傾向である。エントリーモデルのiPhone 11でもデュアルカメラなのだから、Appleもカメラが一つで十分だとは思っていないだろう。

ただこれは目新しさを求めるスマホメーカーの苦肉の策と見ることもできる。カメラが増えた分の価格上昇分、ユーザーが幸せになれているのかというと微妙なところだ。

 

指紋認証だからマスク付けててもOK

ここへ来て指紋認証が日の目を見ている。

iPhone Xから採用されたApple肝いりの顔認証機能はとても便利だ。手汗によるエラーも起きないし。

しかし当然ながら顔が露出していないと使えない。マスクが必須である今のような局面では使い物にならないと言ってもいい。

特に有事の時に限らず普段からマスクを着用する人が多い日本においては、指紋認証という遺産の復活に喜ぶ人も少なくはないだろう。 

 

こんな感じ。

iPhone 11より3万円も安い!

しかも指紋認証だからマスク付けててもストレスがかからない!

この2点にどれだけ重きをおくか。

 

筆者はおとなしく11や11 Proを選んだほうが良いと思います。

SE(第1世代)は当時の最新機種と比べても見劣りしない仕様でかつ本当に小型でしたが、SE(第2世代)は良くも悪くも色々古いなと感じます。

SE(第2世代)は安い、とはいっても安い買い物ではないから、もう少し手を伸ばして最新技術が詰め込まれた11シリーズの方が後々後悔のない買い物になるのではないかな、と思います。

おしまい

 

型落ちのXSという選択肢もあります。

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