将棋始めないか?その1【詰み】
今回は「詰み」についてやっていきます。
将棋の勝利条件は簡単。
相手の王様を取れば勝ち、自分の王様が取られたら負け。
「どう対応しても王様が取られる状態」のことを
「詰み」
といいます。
そして「何も対応しなければ次に詰むよ」という状態のことを
「詰めろ」
といいます。
将棋は「詰めろ」をかけていき、相手を「詰ます」ゲームなんですね。
以下の盤面は最も基本的な「詰めろ」です。
アナタは「金将」を1枚持っているものとします。
さあ、どこに金を打ったら詰みになるでしょうか!
(盤面は将棋アプリぴよ将棋にて作成)
答えは歩の一つ上、5二の地点です!
王で金を取ると、歩で王が取られてしまうので「詰み」です。
次はこちら。
再び金を打って詰ましてみましょう。
正解!
5二金打です。
王で金を取ると、桂馬で王が取られてしまうので「詰み」です。
じゃあ次はこちら。
絶体絶命です。
でもこんな盤面でも「詰めろ」になってるので、相手の王を「詰ます」ことができます!
「金将」と「桂馬」を使って詰ましてみましょう。
1手目はなんとココ!
7四桂打!
「こんな桂馬取ればいいじゃん」
取れないんです。
上の図の通り、桂馬を取ってしまうと角で王様が取られてしまうんです!!
この桂馬が取れないので王様は逃げるしかありません。
王様の逃げ道は二つ。
まず横に逃げてみましょう。
これには8二金と打って「詰み」
この金を王で取ると、王が桂馬に取られてしまいます。
しかたがないので今度は下に逃げてみました。
これにもやっぱり8二金と打って「詰み」
この金を王で取ると、桂馬に王が取られてしまいます。
6二の地点に逃げようにも桂馬が二股に道を塞いでいるので逃げられません。
絶体絶命に見えても勝負は最後までわからないものです。
最後の詰みはこんな面白いのもあるよって話で初心者にはまだ少し早いので、初心者の方は最初の2つの詰みのように「金」を相手玉の頭に打てば勝ちという形を目指しましょう。
ということで今回はここまで。
次回は囲いか戦法について解説していこうと思います。